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イベントレポート

FreeStyle Session Japan

Freestyle Sessionが今年は日本でも開催されることで、日本、アメリカ、韓国、台湾と世界的な規模でクルーが集まった。


今回はチッタでの開催であったが、バトルはステージではなく、フロアにバトルエリアが設けられ、そのサークルを囲む形で行われた。バトルを同じ目線で観戦できるせいか全バトルが終始盛り上がりを見せ、DJタイムではフリーサークルが5つもでき、いくつもサークルを渡り歩くB-boyたちで飽きる暇もない状態だった。


 50チーム以上が参加し、予選から勝ちあがれるのは8チーム。そのベスト8を決めるために5分間のバトルがあり、勝ち負け関係なくベスト8にふさわしいと思われるチームが選ばれるといった方式で行われた。
ベスト8は
・Gam Blers (韓国) : KIM JUNG DAE、JUNG SUL HEE、PARK JI HOON、SO HWAN、KIM YUN SOO、CHO CHUNG HOON、SHIN KYU SANG、LEE DAE IN、OH SEVEN、LEE KWANG SUN、JANG KYUNG HO

・Feeling of soul : トモ、トシキ、タイスケ、マー君、タイチャン

・Battle Utensils (アメリカ) : Iron Monky、Manson、Kareem、Eric、Do Knock、Bebe、Brysen、Jeromeskee、Energetic

・Waseda Breakers : ワカタケ、ジャック、ヤジロー、チャオ、コジロー、アサミ、ケイスケ、コースケ

・一撃 : シン、コウスケ、カツ、セイタロウ、キタ、ノンMAN、プリンス、クイック、ケンジ、イマニシ、ニャンキチ、ウオズミ

・I love footwork : 店長、カズ、トオル、セキヤマサオ、ナオキ、ヨッチャン、ゼンダイ、シンヤ

・Trival crew (アメリカ) : Remind、Clumbs、Wicket、Moy、Lil John、Ruin

・Project Korea (韓国) ; DUCKY、HONG10、FROG、DONG-MIN、BBOY SNAKE、KI YOUN、HYO KEUN、SANGMIN、TIP
が選ばれた。


">Gamblers vs Feeling of soul
トシキ、タイスケはスタイルにエアーを入れてきわどいフリーズで決める。しかし韓国はやはりパワーがすごい。トーマス→エアー→1999を1周→エアー2発のキャッチの手のまま腰を曲げて1999を1周半→エアーからキャッチの手のまま片足をもって1999。これで会場は大歓声。
その後もトーマス→エアー→片足曲げエアー→キャッチの手で1999→トーマス→エアー→トーマス→エルボーエアー→エアー→トーマス→膝曲げ1999を2周→エアートーマス→エアー→キャッチの手で膝曲げ1999→その手を折ってエルボーエアーのコンビネーションでFeeling of soulの流れが崩れ、結果Gam Blersの勝利となった。


一撃 vs I love footwork
名前の通りフットワークを中心にほぼスタイルだけのI love Footworkとパワー・スタイル共に揃っている一撃の対決。
一撃はこれまでの個々のスタイルにもう1アクション加えることでさらに幅の広がったムーブが多く見られた。I love footworkのカズは立ちからフロアまですべて音をしっかりとって安定した踊りを見せた。今大会で一番音と一体になって楽しんでいたと言っても過言ではないだろう。
勝利を収めたのは一撃。


Trival crew vs Project Korea
予選を見てそれに対抗してか、トライバルの先攻では簡単なルーティーンから始まった。それに対して韓国連合は11エイトの全員でのルーティーンで返す。そこにまたルーティーンで返す・・・といったルーティーンを中心にしたムーブが最初は目立つが、ルーティーンに関しては韓国のネタの多さに圧巻。それでいてソロムーブでのHONG10の音ハメや他のメンバーのほとんど失敗しないパワームーブなどもレベルが高いので韓国の優勢でバトル終了。準決勝は韓国連合のProject Koreaが勝ち進んだ。


-- 準決勝 --
Gamblers vs Battle Utensils

韓国連合VSアメリカ連合。1つ前のバトルでトライバルがProject Koreaに破れ、ここは勝ちたいアメリカ連合。Gam Blersの身体能力の高さはやはり目を見張るものがあるが、Battle Utensilsの勢いは韓国のムーブに乱されることなくアメリカペースになりつつある中でGam Blersも負けずにパワー、アクロバット系のムーブで応戦。ルーティーンがGam Blersに見られず、Project Koreaのようなルーティーンがあれば流れがGam Blersペースに傾くこともあっただろうが、特にDo Knockのキレたムーブが勢いがあり、Battle Utensilsが決勝に駒を進めた。


一撃 vs Project Korea
日本の最後の砦となった一撃。FSS7ベスト4、BOTY2002本戦出場と今日本で一番勢いのあるクルー。日本・韓国どちらのクルーもバランスのとれたメンバー構成でチームワークも抜群にいいだけに面白いバトルになった。
身体能力的には韓国が優位に立つが、一撃のバリエーションのあるメンバーのムーブにProject Koreaのルーティーンが見られず、ほぼ個人戦となった。どちらも確実にフリーズを決め、最後はProject Koreaのルーティーンでバトル終了。
やはり韓国の身体能力を活かした全員でのルーティーンは驚異的で決勝への決め手となったようだ。決勝進出はは韓国Project Koreaとなった。


-- 決勝 --
Battle Utensils vs Project Korea

どちらが優勝してもおかしくない決勝バトル。韓国の噂はブレイカーなら知っていたと思うが、実際決勝まで勝ち進み、アメリカと全面対決となるとは思ってもいなかっただろう。
韓国がここまでバトル慣れし、ルーティーンの完成度の高さには出場者、観戦者共に驚いたことだろう。
韓国は決勝バトルでも緊張もなく今までどおりのムーブを連発。このルーティーンにBattle Utensilsのメンバーは焦りからかフリーズ等のムーブがいまいち決まらず、bebeとMansonの乱入で途中バトルが中断する場面も。Project Koreaも細かく凝った中国雑疑団のようなルーティーンで攻めるがバトル中断からBattle Utensilsが勢いを取り戻していく。
Battle UtensilsではDo Knock(Battle Monkeys)がバネのある無重力のような持ち上げ方で入るフリーズ、Project KoreaではHONG 10(Expression)のエグいハローや音ハメ。この二人のムーブがどちらもキレていて、自分たちのクルーの士気を高めていたといってもいいだろう。


 優勝はBattle Utensilsとなったが、次回FSSJはもしも韓国が参加するとすれば、確実に優勝候補に挙げられることは間違いないだろう。
 日本人クルーを見ていて特徴的に思ったのはパワームーバーが確実に減ったこと。今までパワーをメインにやっていたB-boyもスタイルメインにやっていたり。
日本人も自分の「パワームーバー」としてのスタイルを貫き通してこのような世界の舞台に挑戦してほしいと少なからず感じた。
 スタイルに関していえばストロング系のスタイルを誰もがやっているような感じ。
前回のFSS7でもストロング系フリーズが外人に多く見られたことが原因なのか、オリジナルを追求しようとしてストロングになったのか、来年のFSSJにはどんなスタイルが中心になっているのか楽しみなところである。

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