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イベントレポート

JAPAN DANCE DELIGHT Vol.9

8月4日、渋谷AXにてJAPAN DANCE DELIGHT VOL9決勝大会が開催された。


今年も全国からダンスシーンの最前線で活躍しているチームが勢ぞろいしており、開演前から長蛇の列!
会場AXには、その熱いパフォーマンスを見ようと収容しきれない程の観客が集まり、なんと一番前の人は、前の晩10時から並んでいたらしいという気合の入れ様。


大会のオープニングパフォーマンスでは前回優勝チームの電撃チョモランマ隊が登場。その瞬間、待ってましたとばかりに一気に盛り上がり、会場のボルテージ爆発寸前といった感じ。
今回MCを務めたのは、その電撃チョモランマ隊のQさん。絶妙なトークで大会を進めてくれ、長丁場ながらも終始ハイテンションなイベントが行えたのは彼の存在が大きいと思われる。


審査員にはお馴染みMACHINE、RICKY 、TETSU-GとNYからLINKとSHAN S,が来日しており、LINKはYOKOI、YOSHIEの三人で「3Da Hardway」としてゲストダンスに文句なしのハイレベルなショウを見せてくれた。


今年、決勝に進んだのは31チームだが、韓国からのBREAKチーム「EXPRESSION」が来られなかった為、30チームが優勝を争うことになった。韓国と日本のダンサー間の橋渡し役としても注目されていただけに非常に残念である。


全体的にはニュースクール率が高く、決勝経験のあるチーム、または決勝経験者を抱えているチームが多いことが特徴。また、今年からのルール改訂でパフォーマンス時間が「3分30秒以内」から「3分から5分」に変更された。
これを上手く利用できるかどうかが優勝へのキーポイントともなった。


気合の入ったチームが激戦を繰り広げた末、最終審査では、審査員も相当頭を悩ませた様子。
どのチームも優勝に値する内容で、特別賞枠も4つ選ばれるという異例の結果に。
そんな有力チームが乱立する中、3D CREWが見事勝者の座を獲得した。


今年も結果を残せたチーム、残せなかったチームと、様々なドラマを生み出しつつ幕を閉じたわけだが、来年の開催地は3D CREWの優勝によって大阪へと移転することになる。
10周年になる来年のJAPAN DANCE DELIGHTにおいて東京勢は再び決勝開催地を取り戻す事ができるのか!?
また、他の地域でも注目のチームが多かったことから、さらなる期待が高まるところである。


ダンス界に多大なる衝撃を与え続け、進化してきたJAPAN DANCE DELIGHTの今後はどうなっていくのだろうか。次回もとんでもない展開が起こりそうな予感・・・?


■特別賞■
サプラング(東京)HIPHOP
相変わらずの奇妙なオリジナルスタイルは他に真似できる人はそうそういないだろう・・・。会場からはその動きの奇抜さに悲鳴に近い歓声があがっていた。インパクト抜群!


NEW+AGE(千葉)FREE
今大会一番大笑いさせてもらったチーム。ショートコントを見ているようで、間違いなく一番盛り上がった!ダンステクニックの方もばっちり。


ARROW(大阪)HIPHOP
唯一の女性入賞チーム。ダイナミックな動きで、とにかく上手い!


Co-thkoo(大阪)POP
二人ながらも、広い舞台でデカイHITを見せてくれた。雰囲気が抜群にかっこいい。


■三位■
SYMBOL-ISM(東京)FREE
息のあった絶妙なルーティーンで細かいフリもそろっており、流れるような展開で観客を圧倒。


■二位■
JAM(大阪)LOCK
大阪ダンディラ優勝チーム。「傘」という小物を効果的に使った渋いpopとLOCKを披露。


■優勝■
3D CREW(大阪)POP
なんといっても一番エナジーがあったと思われる。力強いPOPは勢いがあり、思わず目を見張る動きの連続で、非常に完成度が高かった。

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