COMRADE JAM
電撃チョモランマ隊、VINYL、KAMUI、Perfect Combustionがダンスの枠を越えアーティストとしてデビュー。
今回のCOMRADE JAMは彼ら4組が合同ライブを行うというスペシャルイベント。
それぞれが大会やコンテストで優勝、入賞、さらにアーティストのバックダンサーとして活躍していただけあり、彼らの歌・ダンス全てが見どころと言える。
場所は渋谷BOXXで限定300枚のチケットが販売され、彼らのファンたちが集まった。
4組を紹介するオープニングムービーが流れ、Perfect Combustionが登場。
ボディクラップやスプレーを使ったパフォーマンス、ビートボックス、ラップ、ブレイキンと彼らはストリート感・ヒップホップ感漂わせる雰囲気が特徴的。
ラップでソロパフォーマンスをするメンバー紹介では、気持ちよくラップとの音ハメが決まると大歓声！
そしてオリジナルのエスニック調の曲が流れ、また違った世界観を表現した。
ブレイキンをやりながらのラップや歌はそうとう体力を使うはずだが、最後まで疲れた表情を見せないのはさすがプロといった感じ。
そして彼らの得意とするトークもまたライブと同様に盛り上がり、最初のライブが終了。
次に、今回はスケジュールの関係で参加できなかったKAMUI。
FILM LIVEということで彼らのコメントとともに、完成したプロモーションビデオが披露された。
KAMUIのライブは以前見ていたので今回はそれを踏まえてプロモを見た感想から言うとかなり雰囲気が出ていてカッコイイ。メンバー紹介の部分なども丁寧にかっこよく作りこまれて、今後のプロモーションビデオもどのようになるのかが期待ができる
電撃チョモランマ隊は歌だけでなく彼らのダンディラ出場時のネタも披露してくれた。
やはりファンも多く来ていて久しぶりの電撃チョモランマ隊のダンスパフォーマンスに大きく沸いていた。
ダンスチームからこのようにデビューするとダンスだけでもパフォーマンスとして成り立つので面白い。
そして歌は思っていたよりも普通にアーティストが歌っているような感じで、まだデビューしたてとは思えないものだった。
個性のあるダンサーたちが集まっているだけに要所要所にネタが仕込まれて聞いて・見て楽しいといった感じ。
最後は元TRY-ANGLEとして活動していたVINYL。なんといってもボーカルのYUUKIは歌が上手い！そして彼ら全員がいろんな場所で既にアーティストとして活動しているからかダンスチームというより確実にアーティストに変身しているのがわかった。
衣装と彼らのダンス、曲はみんなオシャレにキメていて統一感があった。このまま普通にTVに出ていそうな感覚すら覚えて今後の活動が注目されるところである。 ダンサーが歌手デビューなんて、と思っている人もいるだろうが、今回のライブを見ると決して歌だけを歌うアーティストに劣るわけでもないし、数々のダンス以外の大きな舞台に立ってきているわけで場馴れは相当なもの。チャンスがあればどんどん活躍の場を広げていけるだろうと感じた。
歌手とバックダンサーではなく、全員で歌って踊る彼らの姿を見てこれからも頑張ってほしいと思う。
2002年12月22日 渋谷BOXX
